【開催報告】「わたしの身体から始める〈リアル〉の語り直し― 月経・教育・企業の交差点」

開催概要

日時: 2026年2月13日(金)19:40〜20:40
会場: なごのキャンパス
主催: NAGOYA CONNÉCT #114
参加者数: 約50名(対面、オンライン合わせて)

イベントの趣旨

人生100年時代の今、女性の身体と健康をめぐる課題は、個人だけでなく学校や企業にも深く関わる大切なテーマです。

本イベントは、「わたしの身体」という視点を出発点に、月経や女性の健康についての〈リアル〉を率直に語り合い、タブーや思い込みをほどきながら、新しいアプローチを探ることを目的としました。

当日の内容

・オープニングとテーマ紹介
大勝 志津穂 氏(椙山女学園大学人間関係学部人間共生学科教授)

・話題提供
下山田 志帆 氏(株式会社wagamama共同代表)
「WAGAMAMA:“我がまま”に生きる女性たちを世界中に増やす」
アスリートとしての月経経験を起点にした吸水ショーツ開発へのチャレンジについてお話しいただきました。

近藤 絵美 氏(ゴムノイナキ株式会社 経営企画本部 商品企画室)
ゴム会社として取り組んだ月経カップ開発の試みについてお話しいただきました。

藤原 直子 氏(椙山女学園大学人間関係学部人間共生学科教授)
「語れなさをほどく月経教育へ―大学での実践から見えた課題と希望」
大学教育の現場における月経タブーや思い込みに向き合う実践についてご報告いただきました。

参加者から届いた声
※以下は、寄せられた感想の一部を、本人の許可を得て掲載しています。

■ 学生の感想より
今回のジェンダーカフェは、あたりまえのように付き合ってきた月経について振り返り、考えるきっかけになった。

下山田さんのお話で、生理用品はパステルカラーやハートや花柄などいわゆる“かわいい”商品が多いが、中にはそのデザインを持ちたくないという人もいるという事実を知ることができた。

また、経血の漏れや臭い、蒸れなどは仕方ないと諦めてしまう人が大半で、月経については公に語ってはいけないと感じている人が多く、「我がまま」でいられない状況ができてしまうのだなと感じた。

藤原先生のお話の中で、月経に関する教育は断片的であり、基本的に女子だけの空間で男子が排除されているが、男子校では月経の教育が普及してきているとおっしゃっていた。

女子と関わる機会が少ない男子に月経を知ってもらうことも大切だと思うが、同世代の男女が同じ空間で学ぶ場、つまり共学で男女分けせずに学ぶことが共生につながるのではないかと思った。
(人間共生学科学生N.S.さん)

今回のイベントから見えてきたこと

月経体験をより語れるものへとひらいていくこと、多様な身体に即したかたちで、月経が私たちを制限するものではなくなる社会を考えること。

そのためには多くの課題がありますが、同時に大きな可能性があることにも気づかされました。

Sugiyamaジェンダーカフェでは、知識を一方的に伝えるのではなく、参加者一人ひとりの経験を起点に、問いを共有する場づくりを大切にしています。






次回に向けて

Sugiyamaジェンダーカフェでは、ジェンダーやセクシュアリティ、メディア、文学、文化、仕事、政治、福祉、スポーツ、教育などをめぐるテーマについて、対話の場を継続していく予定です。

次回のイベント情報は、Eventページにてお知らせします。
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