【開催報告】スポーツから社会を変えるーー競技だけじゃない、スポーツの力@NAGOYA CONNÉCT#121
開催概要
日時: 2026年5月22日(金)18:30〜19:30会場: なごのキャンパス
主催: NAGOYA CONNÉCT #121
参加者数: 約85名(対面、オンライン合わせて)
イベントの趣旨
スポーツは単なる競技にとどまらず、社会を変える力を持っています。ジェンダー平等や多様性の推進は、企業価値や持続可能な成長に直結する重要なテーマです。
本イベントでは、スポーツとジェンダー・セクシュアリティ、スポーツと開発を専門とする野口氏、そして弁護士であり女子サッカーチームの代表者でもある堀田氏をお迎えし、「社会変革」と「女性のエンパワーメント」をテーマに議論を行いました。現場での取り組みからみえてくる課題や可能性、そして次世代が果たすべき役割について考える機会となりました。
当日の内容
・オープニングとテーマ紹介大勝 志津穂 氏(椙山女学園大学人間関係学部人間共生学科教授)
・話題提供
野口 亜弥 氏(成城大学文芸学部准教授、成城大学スポーツとジェンダー平等国際研究センター副センター長、プライドハウス東京スポーツ事業アドバイザー)
「スポーツを通じてジェンダー課題を考える」
アメリカ、スェーデン、ザンビアにおけるご自身の経験をもとに、どのようにジェンダー課題に気づき、それを変えるための行動につなげていくのかについてお話をいただきました。
堀田 崇 氏(株式会社LOVELEDGE代表取締役、弁護士)
「女子サッカーの現状と未来」
堀田氏自身が女子サッカーと関わる中で感じた違和感を起点に、現在の女子サッカーの現状と、チームの代表取締役として取り組んでいる具体的な活動についてお話しいただきました。参加者から届いた声
■ アンケートの自由記述より- サッカー自体のジェンダーギャップを考えたことがなかったので、それをしっかり考えるきっかけになりました。立場が弱いほうが声をあげやすい環境をつくったり、それが当たり前の権利だってちゃんと思えるような環境をつくることが大事だと思いました。
- 野口さんのお話しされた様々な国の女性の意識が全然違うことがわかり、男女差別のあるザンビアの女性たちが自分たちの権利を意識していて、それがおかしいと気づけることがすごいと思いました。なんで日本だとしょうがない、仕方ないとなるんだろうと思いました。日本社会が閉鎖的で、異なる視点が外側から入りにいからかもしれないと思いました。
- 共感しかない。言語化ありがとうございます。
- もともと私はスポーツにあまり関心がなかったが、今回のイベントに参加したことで、スポーツが社会問題と深く結びついていることを知り、とても興味を持つようになった。特に、女子サッカーが男子サッカーと比較して大きな差別を受けている現状を知り、強い衝撃を受けた。今回の学びを通して、今後はスポーツにおけるジェンダー問題について、積極的に情報を収集し、自分なりに考えていきたいと感じている。
- スポーツ選手と、弁護士という高いレベルでのプロの視点で、問題をどのように捉えているかの観点がとても示唆に富んだ内容で、多くの気づきを得ることができました。
- 女子サッカー、応援したいと思いました。
- 講演会を通して、サッカーは人々をつなぎ、社会に大きな影響を与える存在だと学びました。その一方で、スポーツ界において当たり前とされる常識の中に男女不平等を見過ごしている現状を教えていただき、一度自分のいる枠組みから飛び越えて新たな視点を持つことの大切さを感じました。
今回のイベントから見えてきたこと
異なる環境に身を置く「越境」の経験を通じて、これまで見えなかった課題に気づくことができるということ。
越境の形は、海外に限らず、スポーツ以外の分野や性別の枠を越えることなど、多様であって良いということ。
アスリート自身が、当たり前とされてきたスポーツ環境に疑問を持つことの重要性、そして、その違和感に気づき、声を上げていくことの意義。
参加者の経験を起点に、問いを共有する場として、Sugiyamaジェンダーカフェの取り組みはこれからも続いていきます。



